自身のビジネスで、ユーザーに検索されうるキーワードを、さまざまな角度から漏れなく網羅的に洗い出していきます。グルーピングなどの整理は、洗い出しが完了してから実施するため、質よりも量を意識しましょう。
軸キーワードの選定
調査の軸になる「軸キーワード」を選びます。軸キーワードは「自身にとって重要かつ関連性が最も高いキーワード群」になります。WEBサイトで特定の商品・サービスを扱っていたら、商品名やサービスジャンルが該当します。
例)軸キーワード
WEBサイト | キーワード |
---|---|
賃貸不動産サイト | 賃貸 |
ファッション通販サイト | ファッション |
軸キーワードは検索意図が幅広い単体キーワードが適切です。 「ファッション 通販サイト メンズ」などの複数キーワードの場合、ユーザーの検索意図が限定されてしまいますので、ニーズを網羅することができません。そのため、幅広いテーマを洗い出しましょう。
軸キーワードを抽出したら、キーワードを元にキーワードを広げていきます。軸キーワードを広げる手段は、2つ方法があります。
- サジェストキーワードを抽出
- 関連キーワードを抽出
サジェストキーワードを抽出の方法
サジェストキーワードとは、Googleの検索窓にキーワードを入力したときに、表示される「候補キーワード」のことです。
サジェストキーワードは、ユーザーが過去に検索したデータやキーワードとの関連度を参考に、人間ではなくアルゴリズムが自動生成されています。人気のキーワードが表示されやすいため、検索ボリュームが多く、ユーザーの需要が高いキーワードを抽出できます。別名、「オートコンプリート機能」とも呼ばれています。
ラッコキーワードによるキーワード取得
サジェストキーワードはGoogleの検索画面で確認できます。
しかし、キーワードを手動で入力して取得することは、時間がかかるので現実的ではありません。そこで、サジェストキーワードを取得する無料ツールを利用しましょう。
「ラッコキーワード」は、軸キーワードを検索窓に入力して「検索(虫眼鏡マーク)」を押すと、サジェストキーワードを取得してくれます。「サジェスト(Bing )」「サジェスト(YouTube)」などのサジェストキーワードも取得可能です。
ラッコキーワード
関連キーワードの抽出方法
関連キーワードは、主に2つのツールを使用して抽出します。
上記のツールは両方とも、検索連動型広告(リスティング広告)を出稿するときに、ターゲットキーワードを抽出することができるツールで調査することができます。
調査できること
- キーワードの月間検索ボリューム
- 年間トレンド
- デバイス別の検索割合
自身のサービスの業界でよく検索されているキーワードなども調査できるため、広告だけでなく、SEOでの市場調査にも有効に使用できます。