初心者でも分かる!SEO対策の外部施策(被リンクなど)について

 

SEOの評価は「内部評価」「外部評価」の2つに分かれています。「外部評価」と聞いてどのように対策すればいいのか、分からないという方は是非ご覧ください。 このページでは、「外部評価」を向上させる施策をご紹介します。

今までのGoogleの評価アルゴリズムは未完成な部分もあるので、比較的簡単に評価できる外部リンクが評価要素として占めている割合が高いとされていました。 しかし、Google自然言語処理アルゴリズムの成長に伴い、内部コンテンツの評価精度が向上したため、被リンクの効果は小さくなっていると考えられます。 以前より効果が小さくなっているとはいえ、依然として被リンクは重要な評価項目であることは間違いありません。

GoogleのJohn Mueller氏は2015年に被リンクについて言及しています。 「はっきり言うと、被リンクがないと上位表示は困難です。 理屈では可能ですが、競合サイトがいると実際はすごく難しいでしょう。」

https://www.youtube.com/watch?v=3aI5qRdK-4c

Googleの成り立ちから知る外部要素

外部要素の本質を理解するためには、Googleの成り立ちを知ることが最適です。 Googleの創業者のLarry Page氏とSergey Brin氏はスタンフォード大学計算機化学の博士課程で出会い、1988年に検索エンジンについての論文「The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine(大規模なハイパーテキスト的なウェブ検索エンジンに関する解剖)」を発表しています。この論文では、作成したGoogleと名付けられた検索エンジンのいぎをシステムについて発表されています。

この既存の検索エンジンの課題は「低品質な検索結果」でした。 WEBページが急増してしまい、検索結果に大量の情報が表示されました。結果、必要な情報が不要な情報の中に埋没してしまうようになりました。

この問題の解決として、学術論文を参考に「他のページからの引用情報」を元にページを評価する2つの方法を開発しました。

  1. より多くのWEBページから引用されているページをより高く評価する。学術論文でも、引用された数が多いと質が高いと評価されています。
  2. 引用元のページ内容からコンテンツを推測するアルゴリズムです。アカデミックな世界でも、特定の分野に関して知識を深める場合、引用している論文を芋づる式に読み進めます。

要するに、外部要素とは「ページ価値」と「ページ内容」の判断材料になる他ページからの引用情報を指すことが理解できます。

2つの外部要素とは

SEOにある程度知見のある方は、「外部要素=被リンク」と考えている方もおられるかもしれません。正確には、外部要素は大きく分けて2つの要素があります。

  • 被リンク
  • サイテーション

被リンクとは、外部サイトからa要素でリンクを受けることです。 rel属性に「nofollow」が設置されていると被リンクは評価対象になりません。

▼評価される被リンク

<!-- 被リンクとして評価されるリンク –>

<a href=”https://www.link.co.jp/”>評価されるリンク</a>

<!-- 被リンクとして評価されないリンク –>

<a rel=”nofollow” href=”https://www.link.co.jp/”>評価されないリンク</a>

Googleの初期の開発では、アルゴリズムは被リンクのみが対象であり、被リンクの数が多ければ多いほど、価値のあるページとして評価されていました。

外部要素のサイテーションとは?

サイテーション(Citation)とは、nofollowが付与されている被リンクや、a要素のリンクでない言及も、外部要素として評価されている可能性があります。 サイテーションとは、英語で「引用」を意味する言葉です。

また、GoogleのGary Illyes氏は、「WEBサイトがインターネットで、どのように受け取られているかが重要だ。例えば、SNSでどのように言及されているかをGoogleはみている」とも発言しています。

被リンクの特徴

  • 「明示的」な引用
  • 検索エンジンが認識しやすく、正確に評価できる

サイテーションの特徴