検索エンジンとは?歴史から種類の一覧・ランキングをご紹介

検索エンジンとは?

検索エンジンとは、インターネット上にある情報(WEBページ、サイト、画像、動画など)を検索するシステムのことです。

検索エンジンは、GoogleYahoo!、Bingなどさまざまなものがあります。 SEOで必要な検索エンジンへの最適化には、複数の検索エンジンに全て対応する必要があるのかと考えてしまうかもしれません。

過去には、Google用のSEOYahoo!用のSEOなど検索エンジン別に存在していたが、現在は検索エンジン別にSEOを対応することはなくなりました。

検索エンジンの歴史

1996年にYahoo!JAPANが国内で初めて検索エンジンの提供を開始しました。 Yahoo!JAPANでは、WEBサイトを人力で1件ずつデータベースに分類し登録しており、ユーザーはツリー構造のカテゴリから目的のサイトを探す「ディレクトリ型検索」という手法が採用されていました。

Yahoo!JAPANは、1996年に天気情報・ニュース、1999年にメール・ショッピング・オークションなど、サービスを次々に追加していきました。 日本でのポータルサイトとして地位を築いていました。

ロボット型検索エンジンの普及

「Infoseek」や「goo」などのロボット型検索エンジンも人気が出てきました。 ロボット型検索エンジンは、情報取集プログラムが世界中のWEBサーバーを巡回して自動的にWEBページに関する情報を収集し、各キーワードごとにデータベース化していきます。

検索エンジンYahoo!JAPANが採用

Yahoo!JAPANはロボット型検索エンジンを独自で持つことの必要性に気付き、米Yahoo!が開発した検索エンジンYahoo! Search Technology」(YST)を採用します。

しかし、2009年に米Yahoo!YSTの開発の継続から撤退して、マイクロソフトのBingで使われている検索エンジンの採用を発表します。 2010年にYahoo!JAPANは、BingではなくGoogle検索エンジンを採用します。 なぜ米Yahoo!の意思決定とは異なる検索エンジンを採用できたのかというと、ヤフー株式会社の筆頭株主ソフトバンク株式会社であったためです。 Googleが日本での検索エンジンシェアNo.1になった瞬間でした。

Yahoo!JAPANの一強だった日本での検索エンジンは、Googleが席巻していきます。2018年には、Yahoo!JAPANのディレクトリ型検索サービス「Yahoo!カテゴリ」のサービスが終了します。 人力の情報分類の作業が、ロボットに完敗したことを意味しました。

検索エンジンの使用率ランキング

日本の検索エンジンのシェア(2021年4月〜2022年4月)

日本の検索エンジンのシェア(2021年4月〜2022年4月)

引用元:https://gs.statcounter.com/search-engine-market-share/desktop/japan/#monthly-202104-202204

日本国内の検索エンジンのシェア(PC)は、Google が 73%を占め、Bing が 14%、Yahoo! が 12%です。 「Google」「Bing」「Yahoo!」を合わせると99% を超えます。

検索エンジンのシェアをGoogleが独占する状態なので、検索エンジンの最適化を実施することはGoogleに最適化することとほぼ同じことになります。

日本の検索エンジン・シェア率ランキング5位

順位 検索エンジン
1 Google
2 Yahoo
3 Bing
4 DuckDuckGo
5 Baidu

日本国内での検索エンジンのシェア率ランキング5位までをご紹介

1.Google

Googleは日本で最大のシェア率を誇っている検索エンジンです。70%以上になります。他の検索エンジンにも利用されているアルゴリズムを採用しています。 SEOの対策を行うのであれば、Googleを抑えておけば間違いないでしょう。

2.Yahoo

Yahooは日本で2番目にシェア率の高い検索エンジンです。元は日本一のシェアを誇っていましたが、Googleに押されています。 現在はGoogleアルゴリズムを利用しており、GoogleとYahooの検索結果はほとんど同じになります。

3.Bing

BingはMicrosoft社が運営する検索エンジンです。日本で3位のシェア率ですが世界的にはGoogleの次に使用されている検索エンジンです。 BingもGoogle同様にロボット型を採用しています。

4.DuckDuckGo

DuckDuckGoアメリカ発のプライバシー保護をポリシーとしている検索エンジンです。Google、Bing、Yahooなどの検索エンジンは、ユーザーのIPアドレス、検索履歴、Cookieデータなどを追跡して検索結果をユーザーのニーズに合わせてカスタマイズすることができます。 DuckDuckGoでは、ユーザーのデータを記録することはありません。プライバシー保護を重視するユーザーに向けた検索エンジンです。

5.Baidu

Baiduは中国で、76%以上のシェア率をもつ検索エンジンです。中国ではインターネットの検閲の関係でGoogle、Yahooなどの海外企業の検索エンジンを使用することが難しいため、Baiduの中国企業検索エンジンが多く利用されています。