分かりやすいURL命名方法とは?

分かりにくいURLでラベリングされてれば、ユーザーや検索エンジンにページ内容が伝わりにくくなってしまいます。 サイト構造の設計後、各ページに対して適切なURLを設定する必要があります。

URL命名方法のポイント

「URLからページの内容が容易に想起できる」

ユーザーとURLの接点

ユーザーとWEBサイトのURLの3つの接点をご紹介します。

検索結果ページ

検索結果ページでは、タイトル下部に緑色のテキストでURLが表示されます。

SNSでシェアされたリンクのアンカーテキスト

SNSで共有されたリンクのアンカーテキストは、URLになっていることがあります。SNSでは、特にアンカーテキストに編集できない仕様になっておりURLのままで掲載されていることが多いです。

アドレスバー

アドレスバーは、WEBブラウザの上部に表示されています。 検索結果画面やアンカーテキストと比較しても、アドレスバーを意識的に見るユーザーは少ないです。

URLが検索順位へ与える影響

URLは、検索エンジンが検索キーワードとの合致度の「Needs Met評価」のために、WEBページの内容を正確に認識する必要があります。 ページの内容を理解するサポートとして必要になります。 しかし、GoogleのJohn Mueller氏は「URLにキーワードを入れることは検索順位にとっても小さな要素」と述べているため、SEO効果は期待できるほどはないと考えられます。

分かりやすいURLの作り方

ユーザーと検索エンジンにとって分かりやすいURLを命名するポイント

  • ページ内容と関連するキーワードを含める
  • 短くする
  • 複数の単語の組み合わせは「-」ハイフンで区切る
  • 英単語は小文字で統一する

日本語URL

URLは英語(アルファベット)でなければいけない訳ではなく、日本語で作成することも可能です。 日本語URLは「ページ内容を想起できる単語をつける」点では、日本人ユーザーにとっては分かりやすく効果的です。検索エンジンからの評価は、日本語URLと英語URLで差はありません。

デメリット
日本語URLのデメリットですが、コピー&ペーストした際、自動的に英数字・記号に変換される(エンコード)環境も多くあり、意味が不明な長いURLになってしまうので、リンク設置やSNSの共有に不向きです。

WEBサイトのモニタリングの効率化

WEBサイトの管理者はURLを元にPV数や掲載順位をモニタリングする必要があります。 ページ内容を想起しやすいURLにすることで、ユーザーや検索エンジンに対してコンテンツの情報を伝えやすくなり、運用の管理もしやすくなります。 ページのURL変更処理に手間がかかり、間違えると蓄積された評価を無駄にすることになりますので、後で変更できるからといって適当にURLを命名してはいけません。