Webサイトの効果検証の考え方と検証ポイント

 

SEOは内部施策と外部施策で完了するわけではなく、施策の効果検証や改善箇所の把握、問題検知などのために各種モニタリングも必要になります。
モニタリングの基本的には、SEOが関与する検索からCV(コンバージョン)までのプロセスを対象とすべきです。

検索からCVまでのファネル

SEO検索エンジンから集客し、WEBサイトでの購入や問い合わせなどのCV(コンバージョン)をゴールにしています。検索エンジンでの検索からCVまでのフローをまとめるとファネル(漏斗状)の形状になります。

全ての起点はユーザーの検索であり、その母数は検索ボリュームになります。 どれだけ優れたページであっても、検索ボリューム以上に表示されることもクリックされることもありません。
ユーザーが検索した際に自サイトが表示されるには、そもそもページがインデックスされる必要があります。インデックスされている状況で、自身のサイトが表示される回数は検索順位に左右されます。

検索結果について

検索結果の1ページ目に表示される1〜10位以内にランキングしていれば、表示回数は検索ボリュームとほぼ等しくなります。しかし、11位以降にランキングされてしますと検索結果2ページ目に表示されてしまいます。

検索結果に表示されただけでは不十分です。
実際にユーザーが検索結果からリンクをクリックして、はじめてサイトへの流入となります。このようなクリック率をCTR(Click Through Rate)と呼びます。
CTRは検索結果に表示されるtitleやdescriptionのみならず、順位も大きく影響します。上位ページはユーザーが初めに接触するページで、そのページでユーザーが満足した場合は以降のページを開くことはありません。 流入したユーザーに商品購入やサービス申し込みなどのCV(アクション)をとってもらう必要があります。 クリック数=流入数からCVに到達した比率をCVR(CV Rate)と呼びます。

SEOの効果検証について

基本的にSEOでは、数値モニタリングはファネル図の流れを確認することです。
SEOの施策は実施してから効果が出るものではありません。数値の傾向として上昇トレンドであれば一定の効果があったと判断できます。 また、特に施策の実施もなく数値に変化があった場合は、自身のサイトや競合サイトに何らかの変化が起きた可能性が高いです。原因を追求する必要があります。