コンテンツSEOとは?対策とメリットを紹介

コンテンツSEOとは

コンテンツSEOとは、ユーザーニーズを満たす新規コンテンツの作成を行い、既存コンテンツを修正することを意味します。コンテンツを作成する前に、「Googleに評価されるコンテンツとは、どんなものか?」「Googleはどこを評価基準としているのか?」を知る必要があります。

Googleは検索結果の表示アルゴリズムを、全て機会だけで作成しているわけではありません。機会が作成した検索結果を人間が確認して、問題があればアルゴリズムを改善・修正する手順を繰り返しています。
この人間が行う改善・修正の評価に使用する「検索品質評価ガイドライン(General Guideline)」が一部公開されています。

検索品質評価ガイドラインは、Googleから提供されている英語版のみですが、有志で日本語に翻訳しているサイトもあります。

検索品質評価ガイドライン(General Guideline)英語版のみ

https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf

検索品質評価ガイドライン アイレップ私訳版

https://www.irep.co.jp/press_pdf/google_general_guidelines_all.pdf

検索品質評価ガイドラインとは?

検索品質評価ガイドラインは、大きく3パートで構成されています。
「どのようなページやサイトであれば品質が高いといえるのか」など、コンテンツの良し悪しを判断することができる内容が記載されています。

検索品質評価ガイドラインを元に、Googleがどのようなコンテンツを高品質と評価しているのかを紹介します。Googleの検索品質評価ガイドラインで、コンテンツの品質評価に使用されている軸が2つあります。

  • Page Quality評価(ページの品質)
  • Needs Met評価(ユーザーニーズとの一致)

評価の良いコンテンツとなるには、「ページの品質」を意味するPage Quality評価と「ユーザーニーズとの一致」を表すNeeds Met評価の2つで、高い評価を得ることが必要になります。
コンテンツSEOを高めたいのであれば、「ユーザーの検索意図に応えた高品質なコンテンツ」を作成する必要があります。

過去のGoogleは品質よりも検索キーワードの関連性を重視しており、関連性が高いと評価されたページは低品質なコンテンツでも、検索結果で上位表示されていました。その結果、コンテンツスパムが発生し、ユーザーにとって価値のないページが多数検索結果に表示されていました。

Page Quality評価(ページの品質)

Page Quality評価では、検索キーワードとの関連性ではなく、コンテンツ自体の品質が評価対象になります。ページの目的に応じて、有益なコンテンツをどの位保持しているかを評価します。

Page Quality評価の基準

Page Quality評価の基準としては、4点あります。

  • 専門知識・権威・信頼性(E-A-T(イーエーティー))
  • メインコンテンツの質と量
  • WEBサイトの情報と責任の所在
  • WEBサイトの評判

専門知識・権威・信頼性(E-A-T(イーエーティー))

E-A-Tとは、専門知識(Expertise)と権威性(Authoritativeness)、信頼性(Trustworthiness)のそれぞれの頭文字を合わせて呼ばれています。Googleは、E-A-Tを見たshたコンテンツ・WEBサイトを評価しています。

専門知識(Expertise)とは、弁護士・医者などの公的な資格が必要不可欠という訳ではありません。資格は必須ではありませんが、医療に関するコンテンツであれば医学的な専門知識や資格を持っている人・組織が提供するコンテンツが権威・信頼性があると判断されます。
専門知識は、自身のライフスタイルや経験からコンテンツテーマにおける知見がある状態を指すものとされています。

メインコンテンツの質と量

メインコンテンツとは、ページの目的達成に直接関係している部分を指します。

メインコンテンツではないコンテンツ例

  • ナビゲーションメニュー
  • サブコンテンツ
  • 広告コンテンツ

Googleの指標では、メインコンテンツがユーザーが見るページの目的を達成するために十分な品質と量を兼ね備えているかを評価します。
ページの目的とは、検索クエリとは全く関係なく、そのページが達成しようとしているものを指します。

コンテンツの量が多いからといって、必ずしも高評価を受ける訳ではありません。ページの目的に不要な情報を書き連ねているものは、ユーザーの目的に直結していないものとして、低評価を受けてしまいます。
コンテンツの量は、単純な「文字量」ではなく、ユーザーに発信する「情報量」であることを認識しましょう。

WEBサイトの情報と責任の所在

WEBサイト運営者やコンテンツ著者が不明だと、情報の信憑性が疑わしくなってきます。そこでサービスを本当に利用してもいいのか?とユーザーが不安に感じます。 そこで、お問合せ先やサービス情報などを掲載しておくことで、信頼できるページと評価されます。

WEBサイトの評判

WEBサイトの評判はユーザーがどう評価しているか、そのサイトのトピックで専門家がどのような意見を持っているかを意味します。

Page Quality評価で高い評価を受けること

  • 多くの人に良い評判を受けるサイト

Page Quality評価で低い評価を受けること

  • 否定的な評判あるサイト
  • 特に、詐欺などの否定的な評判がある場合は最低の評価になる

検索アルゴリズムでは、評判は「外部サイトからの被リンク」「被リンクのないサイテーション」が評価の対象になります。サイテーションとはテキストでの言及を意味しています。

Page Quality評価のまとめ

権威性と信頼性は、一朝一夕で獲得できるものではありません。 SEOには近道はなく、地道に質の高い専門知識を含むコンテンツを継続的に配信することが、権威性と信頼性の向上に繋がります。

Needs Met評価(ユーザーニーズとの一致)

「Needs Met」とは「ニーズに応える」を意味しています。Needs Met評価とは検索結果がユーザーニーズに応えているかを評価するものです。

Needs Met評価とは

ユーザーごとに持っているニーズは違っています。検索結果には、ユーザーのニーズを正しく認識して適切なコンテンツを表示していることが重要です。 顔も見たことのないユーザーのニーズを正しく認識することはできません。 Googleは検索クエリからユーザーのニーズを「推測」しています。これがNeeds Met評価です。

Needs Met評価では、「モバイルユーザー」のニーズを評価します。PCではなくモバイルを対象にする理由は、モバイル検索がGoogle検索の全体の過半数を占めているためです。

低いNeeds Met評価を受ける可能性のある例

  • モバイルページのデザイン崩れ
  • エラーページが表示されない