a要素とアンカーテキストの注意点と事例

a要素とアンカーテキストとは

a要素とは、指定ページへのリンクを設置し、WEBページ同士を繋げることができるものです。aは船の錨の「Anchor」の意味です。ページとページを繋ぐ錨の役割を果たしています。

アンカーテキストとは、開始タグ<a>と終了タグ</a>で囲んだテキストのことを指します。

<a>タグとアンカーテキストの記載例

<a href=”リンク先のパス”>アンカーテキスト</a>

a要素のhref属性にはリンク先のURLを記載します。

絶対パス相対パス、ルートパスのいずれも問題なく動作します。しかし、基本的にはルートパスでの記載をおすすめします。 相対パスでは、ページによってリンクURLが変化するため、管理が複雑になりミスが発生しやすくなります。 絶対パスでは、ドメイン変更時などに修正が必要となり、コードも長くなってしまいます。

アンカーテキストの役割

アンカーテキストは、ユーザーや検索エンジンにリンク先のページ内容を伝える役割があります。リンク先のページ内容を想像しやすいアンカーテキストを記載する必要があります。

不適切なアンカーテキスト

  • URLをアンカーテキストにしている
  • 「こちら」「一覧」「次へ」などの抽象的な文言

リンク先の内容が想像できないURLのアンカーテキスト

<a href=”/seo/link/”>h××ps://www.example.com/seo/link/</a>

 

リンク先の内容が想像できない抽象的な文言

<a href=”/seo/link/”>こちら</a>

 

アンカーテキストが実際に検索順位に影響している事例

アンカーテキストが影響していることがわかる事例を紹介します。 検索キーワードで「出口」と検索すると、「Yahoo! JAPAN」が検索結果の1位に表示されます。2位は「出口」の意味を紹介する辞書サイトです。

検索キーワードで「出口」と検索すると、「Yahoo! JAPAN」が検索結果の1位に表示されます。

検索キーワードで「出口」と検索すると、「Yahoo! JAPAN」が検索結果の1位に表示されます。

 

Yahoo! JAPANのトップページでは「出口」に関するコンテンツはありません。 ではなぜ、「出口」が検索結果で1位に表示されるのでしょうか。 それは、多くの成人向けサイトで、18歳未満のユーザーを振り分ける際に、「出口」をアンカーテキストに指定して、「Yahoo! JAPAN」にリンクが設置されているからです。

「出口」に関するコンテンツがなくても、アンカーテキストのリンクが設置されているので、検索エンジンが「出口」に関するコンテンツがあると判断しているのです。