ブログのテンポの良い文章とは?

 

ブログの文章を読みやすく、最後まで読んでもらうためには、「テンポ」の良い文章を心がけることが必要です。「テンポ」の良い文章とは、適切なタイミングで文節が区切られていて、小休止する箇所が設置されている文章のことです。

一文の適切な文字量は50文字程度

一文の文字数が多いと、主述や修飾・被修飾の関係が複雑になり、ユーザーに混乱を与える可能性がある文章になります。 目安としては、一文のなかで使用する読点「、」は2つまでにしましょう。 読点を3つ以上使用しなければならない文章は複雑なので控えましょう。また、一文の文字数は50文字程度(スマートフォンの画面で閲覧した際、2〜3行)までが理想です。

  • 一文の句点は2つまでに収める
  • 一文の文字数は50文字程度にする

あくまで、基準なので絶対に守らなければならないわけではありません。上記の基準から大きく離れることは注意しましょう。 ユーザーが読みにくい文章になっている可能性があります。

ブログでは重文・複文を避けましょう

重文・複文とは、一文に2つ以上の述語が含まれる文章を指します。重文・複文を多用すると複雑で分かりにくい文章になるため、ブログ文章では最低限にするようにしましょう。

単文とは、一文に1つの述語のみ
例文:桃太郎は鬼が嫌いだ。

重文とは、一文に2つ以上の単文があり、その関係が同等のもの
例文:桃太郎は鬼が嫌いだが、犬は猿が嫌いだ。

複文とは、一文に2つ以上の単文があり、その関係が同等でないもの
例文:桃太郎はおばあさんからもらった吉備団子を持っている。

こちらも絶対に守らなければならないわけではありません。単文、重文、複文の違いを認識して使い分けることができれば、ユーザーに与える印象は変わってきます。ブログは、シンプルに分かりやすい文章を目指していきましょう。

小休止を設置したり、見せ方を工夫する

ブログの文章が区切りなく、延々とテキストが続く文章だと、ユーザーが途中で疲れてしまい離脱してしまいます。WEBサイトの文章では少しユーザーにストレスがあれば、すぐに離脱に繋がってしまうでしょう。

ユーザーの文章を読むストレスを軽減するためには、文章のなかに「小休止」を設置するようにしましょう。また、途中で「見せ方を変える」というのも、ユーザーの集中力を保つコツの一つです。

小休止・見せ方を変える例

  • 空白(スペース)を挟む
  • 写真・イラストなどの画像を設置
  • 図解・表・箇条書き・ボックスなどを設置
  • 吹き出しを設置
  • 見出し(hタグ)を目立つようにデザインして設置

一文が2〜3つ続いたら、上記のような表現を使用して小休止を挟んだり、見せ方に変化をつけてみましょう。 滞在時間や離脱率、読了率を確認して改善していきましょう。文章の意味的に不適切なタイミングで設置してしまうと、逆効果になることもあります。