SEOを向上するために必要な被リンクを獲得することは難しい一面があります。 例えば、爆発的にアクセスが集中するバズコンテンツは、非常に有効なものになります。しかし、バズコンテンツは量産することができず、コントロールできない部分が多くあります。
また、質の低い自作自演のリンクはペナルティ対象になります。被リンクを獲得するだけのWEBサイトからのリンク、もしくは購入したリンクなどの不正行為が該当します。
バズコンテンツのような継続できない施策やペナルティ対象になる施策ではなく、確実で安全に被リンクを獲得できる方法を紹介します。
リンク元サイト内容 | 作成者 |
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自社サイト | 自作 |
サテライトサイト | 自作 |
他社サイト | 他作 |
自社コーポレートサイトで被リンクを獲得する方法
自社のコーポレートサイトからのリンクになります。
自社コーポレートサイトからのリンクをつけることで、被リンク効果だけでなくWEBサイトの運営者情報を検索エンジンに伝え、信頼性を高めることにも繋がります。
コーポレートサイトからの理想のリンクの張り方
- 自社のサービス紹介ページで、サービス紹介文およびリンク掲載
- サービスに関するニュース記事は、その度にニュースページでニュース内容およびリンク掲載
サイドバーやフッターに、サービスサイトへのリンクを設置しても良いですが、メインコンテンツ以外のリンク評価は低くなるため、メインコンテンツ内で言及できるページを用意しましょう。
自社コーポレートサイトのサービス紹介ページを用意して、複数のWEBサイトを掲載する場合、ページランクを高めたいものを可能な限り上部にリンクを設置すると良いでしょう。
コーポレートサイトで評価を向上させる方法
コーポレートサイト自体のページ価値を高めるために、サイテーションを意識しましょう。
サービスサイトと自社コーポレートサイトを別ドメインで保有している場合、紹介した施策で、最も簡単に被リンクを獲得することができます。
サテライトサイトで被リンクを獲得する方法
サテライトサイトとは、自社サイトと関連するコンテンツを提供する自社サイトを指します。 「サテライト」は「衛生」という意味です。WEB業界では、1つのWEBサイトの周りにあるWEBサービスを意味しています。
サテライトサイト作成の注意点
- 同一の検索クエリで本サイトと競合しない、本サイトと異なるコンテンツにする
- サテライトから本サイトへ設置するリンクは、「ユーザーにとって、有益なコンテンツを紹介する」
本サイトとは違うページ目的を持って、ユーザーに異なる価値を提供するサテライトサイトであれば、Goolgeの検索エンジンから正当な評価を受けることができます。
- 関連性の高いWEBサイトから被リンク効果には一定の上限が設けられる
- リンク作成だけを目的に運営するサテライトサイトはペナルティの対象になる
関連性の高いWEBサイトから被リンク効果には一定の上限が設けられる
Googleが2004年に出願した特許「Determining quality of linked documents」では、関連性の高いページからの被リンクによる評価について判断の基準が触れられています。
- リンク構造:リンク元とリンク先のWEBサイトが密接にリンク
- トラフィック:多くのユーザーが同一セッションで両方のWEBサイトに訪問
- ドメイン名:ドメイン名が同一
- IPアドレス:IPアドレスの第1〜第2オクテットが同一
リンク構造は直接の相互リンク(2-way link)だけでなく、間接的なリンク関係(3-way link)であっても関係性があるとGoogleは判断します。
リンク作成だけを目的に運営するサテライトサイトはペナルティの対象になる
被リンクを作成するためだけに運営しているサテライトサイトを、作成することは不適切になります。過度な人工的なリンクビルディングはペナルティを受ける可能性が高い。
GoogleのMatt Cutts氏も下記のように、発信しています。
自身が運営している関連する2サイト同士をリンクすることは問題ない。
しかし、大量のサイト同士でリンクすることは問題である。
2つのWEBサイトの関連性以外にも、Googleは不自然なリンク構造を機械的かつ人力で監視している要素があります。
- 被リンクの多くがトップページに集中しているか
- アンカーテキストの形式が同じか(語句やURL、画像など)
- サイトタイプが同じか(メディアやブログ)
自然なリンクは分散する傾向にあります。分散性のない集中したリンク構造は、人工的なリンクビルディングだと認識されています。
他社サイトで被リンクを獲得する方法
他社サイトからの被リンクは、コントロールすることができない部分が多く、被リンクを獲得することは容易ではありません。
リンクベイト
他社からリンクを獲得することは、SEOの業務ではなく「どうすれば自社メディアに他社に紹介してもらえるのか?」といった視点を考える企画業務になります。 リンクされやすい記事を「リンクベイト」(Link Bait)と呼びます。Baitは英語で「餌」を意味しており、リンクを呼び寄せる餌の役割がある記事を指します。
リンクベイトを作成するためには、前提として、リンクを貼ってくれるユーザーを意識する必要があります。具体的には、WEBサイトやブログなどを運営しているユーザーのことです。このようなリンクを張ってくれそうなユーザーのことを、「リンケラティ」と呼びます。
リンクベイトにおすすめ記事内容
リンクベイトの企画は、発想次第で無限にあります。その中でもよく使われる記事のテンプレートを紹介します。
カテゴリ | 詳細 |
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煽り記事 | 「〇〇はSEOに逆効果?」など、固定概念を覆す記事 |
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