URL・ドメインを変更するメリット・デメリット

WEBサイトを運用していると、URLやドメイン変更の必要に迫られる場合があります。基本的には「URLは永続化すべき」です。その上で、どうしても必要な場合に限って、URLやドメインの変更を実施してください。

URL・ドメインの永続化

運用フェーズで発生する問題点としてURLの変更があります。

一度作成したページを意味もなく削除することは基本的には推奨されていません。 ページの削除は、それまで蓄積したSEO評価を全て手放すことになります。 同じコンテンツを掲載する新規ページを作成したとしても、すぐに取り返すことができません。

ページを削除すると失うもの

  • 被リンクは全て0(ゼロ)になります
  • 時間経過による権威性評価もなくなる
  • 本来訪問するはずだったユーザーの喪失
  • 検索エンジンからインデックスから削除

そのため、一度公開して検索エンジンにインデックスしたページのURLは、そのページが存在する限り、同一URLを使用し続けることが大切です。

URLを永続化させるメリット

URLを永続化させることは、SEOの観点からメリットがあります。

  • 評価が蓄積される
  • SNS上での拡散力が高い
  • ユーザーにとって親切

評価が蓄積される

URLが変わらないことで評価が蓄積されます。また、Google検索エンジンは優良なコンテンツであるかの判断材料として、「そのURLがどのくらいの間、安定してユーザーにコンテンツを提供しているか」を評価しています。 そのため、長く同じURLで情報を提供することはコンテンツの権威性・信頼性の向上に繋がります。

SNS上での拡散力が高い

公開されたURLは世界中の誰でも情報を参照できます。そのため、作成者では管理できない場所にURLやコンテンツが流通します。 SNSで拡散されたり、メディアで取り上げられるケースも珍しくありません。拡散され自然リンクが付いたURLも変更されると評価を引き継ぐことができません。

ユーザーにとって親切

大切な情報や調べた情報をブックマークで保存するユーザーは多数存在します。また、URLを印刷物に使用された場合もあります。 その存在するはずの情報が消失してしまうと信頼を失うことになります。