新規ドメイン取得時の注意点

 

新規でWEBサイトを立ち上げる際は、新規ドメインを取得することが必要になります。ドメイン取得には2つの注意点があります。

類似ドメインも同時に取得する

自身のブランドを守るために、類似ドメインを新規ドメインを取得する際に合わせて取得することをオススメします。

  • examplesite.jp
  • examplesite.com
  • examplesite.net
  • example-site.jp
  • example-site.com
  • example-site.net
  • example_site.jp
  • example_site.com
  • example_site.net

実際のサービスに利用するドメインは、1つですが、自身で類似するドメイン全てを取得することで、類似度名の悪用を防ぐことができます。

万が一、類似ドメインを取得しない場合、悪意を持った第三者がコピーサイトを立ち上げて、ユーザーを勘違いさせることで、クレジットカード情報を盗むなどの行為が可能になってしまいます。 そこからのブランドに対する信頼失墜や顧客離れを引き起こすことにも繋がりかねません。 ドメイン維持には、年間に数千年程度かかるので、可能な限り、類似ドメインは取得しておいた方がいいかもしれません。

中古ドメインは避ける

新規ドメインはページ数や被リンク数が少なく、評価が0(ゼロ)からのスタートです。
WEBサイトの所有者が放棄した中古ドメインを利用することで、初めから評価を高い状態から、WEBサイトを構築することが良いという説がありました。

しかし、基本的には中古ドメインの評価は、WEBサイトのコンテンツ内容が変化した場合、引き継がれることはないと考えられています。 Googleが2003年12月31日に出願した特許「Information retrieval based on historical data」には、被リンク元のアンカーテキストと違うコンテンツに変更された場合、ドメインの所有者が変わったとして、被リンク評価を無視するか評価を下げると記載されています。

ペナルティは引き継がれる

中古ドメインは所有者が変わっても、ペナルティ評価は引き継がれてしまうことがあります。 過去にペナルティを受けたドメインは、購入前に確認が必要になります。

  • siteコマンドでインデックスを確認できるか?
  • URLを開いた場合セキュリティエラーが出ないか?
  • 過去のページ内容がアダルト・賭博関係ではないか?
  • リンク元のページもアダルト・賭博関係などのコンテンツではないか?

購入後でも、Search Consoleに登録して手動ペナルティを課されていることがわかった場合、所有者の変更を記載して再審査リクエスト送信すると、ペナルティを解除できる可能性があります。

また、中古ドメインを取得する意図はなくても、偶然中古ドメインである場合があります。そのため、新規ドメインを取得した際も、事前に過去のページの内容や被リンク、セキュリティーエラーの有無を最低限調査しておきましょう。

すでに評価がしっかりしたドメインを獲得したいのであれば、コンテンツが残っている状態で買収することが正攻法となっています。