SEOの外部要素として重要な「サイテーション」について、このページで解説していきます。
サイテーションとは?
サイテーションとは、nofollowが付与されている被リンクやa要素のリンクではない言及など、暗示的に引用された外部要素です。
検索エンジンがサイテーションとして認識する要素
- ブランド名(会社名、店舗名、サービス名など)
- 住所、電話番号
- テキストで記載されたURL(a要素ではない)
サイテーションとして評価される例
ブランド名
「ブランド名」というファッションECサイトは、とても品質がよくて、オシャレで普段使いできるアイテムがいっぱい!
電話番号
「03-×××-××××」から着信があったけど、この前買ったコートの返品についてだった。返品できるか聞いてみたけど、丁寧に対応してくれた!
テキストURL
最近、このファッションサイトをよく利用してる!
h××ps://www.××××.com(a要素のリンクがない状態)
こうしたサイテーションで検索エンジンは「ブランド名」がファッション通販に関するページだと認識します。加えて、複数のページで引用されていると価値のあるサービスだと判断されます。
検索エンジンが「ブランド名」とサービス名・WEBページの関係性を認識していなければ、いくら他のページで引用されても、検索エンジンが「ブランド名」の評価を高めることはありません。
そのため、サイテーション効果を獲得するためには、Googleの検索エンジンにWEBページと結びつくサービス名や企業名を認識させることが必要不可欠です。
サイテーションを獲得するには?
サイテーションを獲得するため、検索エンジンにWEBページとサイト情報を結びつけるには方法があります。
全サイト運営者がすべき対応
店舗や企業など拠点がある場合の対応
- Googleマイビジネスに登録する
- その他情報メディアに掲載する
自サイトの基本情報を構造化マークアップする
企業では、NAP情報やURLを構造化マークアップします。(NAPとはName(名前)、Address(住所)、Phone(電話番号))個人のサービスでは、Organizationタイプを利用して、サービス名とURLを構造化マークアップできます。
自サイトのSNSページを作成
SNSページを作成していきます。アカウント情報には、自サイトの名前や概要説明、URLを掲載する。特に概要説明はサイテーション効果を高めるので、自サイトに関連するキーワードを盛り込むことが重要です。
(例:ファッション通販サイトであれば、「ファッション」「通販」といった単語)
SNSページを作成するだけで、継続的に運用しない場合、SNSによるサイテーション効果は低下します。 ユーザーのロイヤリティを高めたり、潜在顧客を獲得するなど、SNSページの運用は有意義なマーケティングで運用しましょう。
代表的なSNS
- Facebook(https://ja-jp.facebook.com/)
- Twitter(https://twitter.com/?lang=ja)
- Instagram(https://www.instagram.com/)
Googleマイビジネスに登録する
実店舗がある場合は、無料で利用できるGoogleマイビジネスに登録することがおすすめです。 Googleマイビジネスでは、名前・住所・電話番号・ビジネスカテゴリ・URL・画像などを登録することが可能です。本社や本店だけでなく、支店・支社も登録しましょう。
その他情報メディアに掲載する
無料で利用できる各種情報メディアに自サイトの情報を掲載することも有効です。
- iタウンページ(https://itp.ne.jp/)
- Indeed(https://jp.indeed.com/)
- Wantedly(https://www.wantedly.com/)
- スタンバイ(https://jp.stanby.com/)
まとめ
サイテーション効果を獲得するため
- 検索エンジンにサービスの存在を認識させましょう。
- 引用される価値があるコンテンツを作成していきます。